山本リンダ 都倉俊一を歌う

山本リンダ 山本リンダ 都倉俊一を歌う歌詞
1.ぎらぎら燃えて

作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一

きらりと光ったこのナイフ
どいつの心にささるだろう
裏切り許さぬ はげしい気性(きしょう)だから
恋もその気でするがいい

火の玉みたいなこの胸を
つかんでやけどをしてごらん
惚れたら惚れたで地獄の果てまで行く
恋もその気でするがいい

あばよ遊び気分なら
お門違(かどちが)いだよ よそへ行くがいい
情熱がぎらがら燃えた時においで

真赤な炎にとびこんで
心のあかしを見せてくれ
逃げ腰だったら真実感じないよ
恋もその気でするがいい

あばよ遊び気分なら
お門違(かどちが)いだよ よそへ行くがいい
情熱がぎらがら燃えた時においで


2.ジョニイへの伝言

作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一

ジョニイが来たなら伝えてよ
二時間待ってたと
割と元気よく出て行ったよと
お酒のついでに話してよ
友だちなら そこのところ
うまく伝えて

ジョニイが来たなら伝えてよ
わたしは大丈夫
もとの踊り子でまた稼げるわ
根っから陽気に出来てるの
友だちなら そこのところ
うまく伝えて

今度のバスで行く
西でも東でも
気がつけばさびしげな町ね
この町は

友だちなら そこのところ
うまく伝えて

今度のバスで行く
西でも東でも
気がつけばさびしげな町ね
この町は

ジョニイが来たなら伝えてよ
二時間待ってたと
サイは投げられた もう出かけるわ
わたしはわたしの道を行く
友だちなら そこのところ
うまく伝えて
うまく伝えて


3.天使になれない

作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一

今日まで賭けた 愛が
音をたてて くずれてゆく
信じられない 最後のことばに
こうしているのが やっとの私
それでも 笑って話せというの

とても それは出来ないわ
愛は あまりにも 私を傷つけた
とても 天使になれないわ
泣いて 泣きつかれて 眠るまで

今日まで賭けた 日々が
踏みにじられ 消されてゆく
死ねというなら 死ぬかもしれない
うらぎられたのが 耐えられないの
それでも涙 かくせというの

とても それは出来ないわ
愛は あまりにも 私を傷つけた
とても 天使になれないわ
涙 出しつくして 涸れるまで

とても それは出来ないわ
愛は あまりにも 私を傷つけた
とても 天使になれないわ
涙 出しつくして 涸れるまで


4.ある愛

作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一

ああ今度もおとな同志
心をただたしかめ西と東
さようならと別れて来た
あのまま追いかけたらよかったけれど

夜の深さのその中で
あなたの手のぬくもり感じただけで
今度また逢える時に
忘れていた話をいったらいいわ

ああ遠くにはなれていて
こんなに愛し合って長い月日

別れまぎわの思いやり
一言だけきかされてうれしい私
ひとはみな笑うけれど
こうして逢えるだけでしあわせなのよ


5.どうにもとまらない

作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一

うわさを信じちゃいけないよ
私の心はうぶなのさ
いつでも楽しい夢を見て
生きているのが好きなのさ

今夜は真赤なバラを抱き
器量のいい子と踊ろうか
それともやさしいあのひとに
熱い心をあげようか

あゝ蝶になる あゝ花になる
恋した夜はあなたしだいなの
あゝ今夜だけ あゝ今夜だけ
もう どうにも とまらない

港で誰かに声かけて
広場で誰かと一踊り
木かげで誰かとキスをして
それも今夜はいいじゃない

はじけた花火にあおられて
恋する気分がもえて来る
真夏の一日カーニバル
しゃれて過ごしていいじゃない

あゝ蝶になる あゝ花になる
恋した夜はあなたしだいなの
あゝ今夜だけ あゝ今夜だけ
もう どうにも とまらない


6.同棲時代

作詞:上村一夫
作曲:都倉俊一

ふたりは いつも
傷つけあって くらした
それが ふたりの
愛のかたちだと 信じた

できることなら あなたを殺して
あなたも死のうと思った

それが 愛することだと信じ
よろこびに ふるえた
愛のくらし 同棲時代

寒い部屋で
まぼろしを見て くらした
それが ふたりの
愛のかたちだと 信じた

泣いて狂った あたしを抱いて
あなたも静かに 泣いてた

それが 愛することだと信じ
よろこびに ふるえた
愛のくらし 同棲時代

それが 愛することだと信じ
よろこびに ふるえた
愛のくらし 同棲時代


7.掠奪

作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一

愛はうばうもの あきらめないもの
ほんの小さな 悔いも持たぬもの

あなたは今 ウェディングドレス
あなたは今 なぜか泣いている
幸せの顔 つくろうとして
幸せの顔 出来ずにいる

ああ嘘だよ そんな幸せは
来るんだ そのままかけて
あなたをさらう さらって逃げる
それでなければ この愛は 愛は 愛は
嘘になる

あなたは今 破れたドレス
あなたは今 ベールを捨てた
ひたむきな愛 心に感じ
ひたむきな愛 求めて走る

ああいいんだ たとえつらくても
来るんだ 情熱のまま
あなたをさらう さらって逃げる
そうでなければ この愛は 愛は 愛は
嘘になる


8.鐘は鳴る

作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一

静かに鐘は鳴る 朝のもやをついて
愛のめざめの窓に そして二人に
夢からさめた後 何が訪れるの
それを知るのが とてもこわいひととき

やがて陽が昇り 今日が始まる時
別の世界へ帰る二人には なおさら
つめたい肩をだき そっとあたためて
時の流れを 息をとめて見つめる

静かに鐘は鳴る 帰る人の背中に
愛の谷間に落ちて 悩む二人に
みじかい愛の時 長い逢えぬ日々よ
夜の終わりに 重く沈むこの胸

やがて陽が昇り 今日が始まる時
別の世界へ帰る二人には なおさら
この次逢えるまで 夢をなくさないで
生きてほしいと 強く指をからめる


9.夜明けの夢

作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一

恋する日は 夜明けの夢
今にも覚めそうなはかないまぼろしが
悲しいわ

女はみな 夜明けの夢
消えると知っても恋して苦しむの
悲しいわ

ああこの恋 やがては終る
いのちまで 燃やしたけれど

いとしいひと 夜明けの夢
涙にかすんで見えない遠いひと
悲しいわ

恋する日は 夜明けの夢
波間にただよう鴎に似ているの
悲しいわ

けだるい夢 夜明けの夢
いつでも涙でただよう私なの
悲しいわ

ああこの恋 やがては終る
いのちまで 燃やしたけれど

泣いては覚め 夜明けの夢
覚めては又見る 愚かなくりかえし
悲しいわ

ああこの恋 やがては終る
いのちまで 燃やしたけれど

泣いては覚め 夜明けの夢
覚めては又見る 愚かなくりかえし
悲しいわ


10.愛は燃えているか

作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一

君の愛は燃えているか
胸の奥で燃えているか

一度燃えた胸は 誰にも消せない
たとえ遠くはなれ 月日が過ぎても
夜明けにくちづけを 日ぐれに抱きしめて
変らぬはげしさで 愛したいの

熱い胸を重ね すきまをうずめて
細い指をからめ あしたを誓って
ひとりのむなしさを ふたりでかみしめて
変らぬはげしさで 愛したいの

君の愛は燃えているか
胸の奥で燃えているか

君の愛は燃えているか
胸の奥で燃えているか

ララララ ラララララ
ララララ ラララララ
変らぬはげしさで 愛したいの


11.あなたの心に

作詞:中山千夏
作曲:都倉俊一

あなたの心に 風があるなら
そしてそれが 春の風なら
私ひとりで ふかれてみたいな
いつまでも いつまでも

あなたの心に 空があるなら
そしてそれが 青い空なら
私ひとりで のぼってみたいな
どこまでも どこまでも

だっていつも あなたは
笑っているだけ
そして私を 抱きしめるだけ

あなたの心に 海があるなら
そしてそれが 涙の海なら
私ひとりで およいでみたいな
いつまでも いつまでも

だっていつも あなたは
笑っているだけ
そして私を 抱きしめるだけ


12.昨日・今日・明日

作詞:阿久悠
作曲:都倉俊一

何から何までつらい
昨日が終った今日は
涙さえ風に散る
さようならと

今日から明日へ向う
列車に飛び乗りそして
誰にでも声かける
こんにちわ

昨日は昨日さ 終った日さ
明日は今日のために 始まる日さ

悲しい話はちぎり
窓から捨てたらいいさ
すぐそこに待っている
幸せが待ってる

何かが心にささり
痛くてたまらぬ昨日
だけどもう言えるのさ
さようならと

いつでも晴れてる空が
包んでくれると知って
町の中とび上がり
こんにちは

昨日は昨日さ 終った日さ
明日は今日のために 始まる日さ

だれかに会えると知って
何かに会えると知って
どこまでも歩いてる
幸せを求めて